「出圏」から「出海」へ：山東曹県漢服産業の新たな飛躍

山東曹県では、漢服産業が新たな発展のチャンスを迎えている。地元政府と企業は技術革新、文旅連動を通じて、漢服産業の「出圏」を持続的に推進し、同時に「出海」の歩みを加速させ、中華文化を含む漢服をより広い国際舞台に向かわせる。

曹県安蔡楼鎮、山東花千約下紡績有限公司が導入した6台のジャカードが高速で稼働し、馬面スカート生地を生産している。新設備の導入により、現地のハイエンド漢服製品の自主供給能力が向上した。

統計によると、現在、曹県には漢服企業が2753社あり、従業員は10万人近くおり、今年第1四半期の漢服産業の売上高は31.4億元に達し、前年同期比15.8%増加する見通しだ。同時に、曹県は全国の古風な文旅資源に頼って、産業チェーンと文旅シーンの深い融合を絶えず推進している。

国潮風の台頭に伴い、漢服も徐々に世界の舞台に向かっている。近日開催された第3回曹県漢服文化祭では、エジプト、イタリア、ロシア、ブラジルなどの国から来た友人が漢服を着て、共同で「曹県漢服海外普及大使」を務めた。

海外市場をさらに開拓するために、「曹県漢服世界行」は近いうちにスタートし、ブランドの海外進出、文化伝播、産業協力などの次元をめぐって、国際化発展路線図を構築する予定だ。（著者：王歓、郭一村、王浩）